低カロリーコンニャクラザート


糖尿病の人でも、食べる量の制限がない食品の一つとして「コンニャク」があります。 97%が水分で、エネルギー量がほとんどありません。

栄養的に、取り柄がないわけではありません。コンニャクに含まれる原料の グルコマンナンは水溶性の食物繊維の 1種ですが、加工され食用コンニャクになると不溶性に変化します。

ですから、ゼリーのようなゼリーのような柔らかいコンニャクは水溶性に近く、 板コンニャクなどの弾力のあるものは不溶性ということになります。

コンニャクは腸の働きを整え便秘の解消にも効果があります。 低カロリーなので肥満防止ということで、ダイエットにも一役かっています。

糖尿病の場合、1日の指示カロリーが決まっていますから、満足感が 得られない場合に大いに利用することをおすすめします。

しかし、カロリーがないからとコンニャクだけ食べるのでは、 体に必要な栄養素が不足してしまうので、あくまでも必要な栄養素を きちんと取っておいしく食べる料理を考えるとよいでしょう。

そこで、今回は、コンニャクのラザートを紹介します。

このラザートは、料理家 小菅陽子氏のメニューを参考にし、グラニュー糖を ラカント(甘味料)に替えて作ってみました。


材料

一人分・・・90キロカロリー

コンニャク ・・・・・50g
赤ワイン ・・・・・・50cc
リンゴ ・・・・・・・60g
グラニュー糖 ・・・・3g(小さじ1杯)
ラカント(甘味料)・・30g
水 ・・・・・・・・・80cc
シナモンスティック ・1/5本
レモン ・・・・・・・1/5個

1.コンニャクは、好みの型をぬいて、1cm程度に切り 熱湯でゆでて、水気を切っておきます。

2.鍋に、水、グラニュー糖、赤ワイン、ラカント(15g)を入れ、 中火にかけ砂糖が溶けたらリンゴ、コンニャク、レモン、 シナモンスティックを入れます。



レモンは、輪切りにします。
リンゴは、皮をむいて1/4に切って芯をのぞいておきます。

3.紙蓋をおき、鍋のふたをして、途中2−3回返しながら弱火で約30分ほど煮ます。

4.リンゴに竹串を刺して、「スッ」と通るくらいになったら、火を止めさまし汁ごと 密閉容器に入れて、冷蔵庫で冷やし、食べるときに残しておいたラカントを全体に絡ませて 食べると甘みを感じておいしいです。

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UPDATE 24/JAN/1997 BY Yasutaka Kumei
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