はじめに


 現在、日本において糖尿病にかかっている人は、 およそ600万人といわれています。 日本の総人口を1億2000万人とすると20人に1人は、 糖尿病にかかっているという計算になります。 また、40歳以上の人についてみてみると、なんと10 人に1人は糖尿病という驚くべき数字がでています。 このうち実際に、病院にかかって治療を受けている人は、 約100万人と言われています。残りの500万人は、 自分が糖尿病であることを知らないか、あるいは知っていても 放置している人です。

こんなに多くの人がかかる糖尿病とは、 いったいどんな病気なのでしょうか。『糖尿病を放置しておくと、 目に来る。』とか、『足が腐る』、『腎臓がやられる』などとよく 言われます。また、『一度かかったら治らない』などという話もよく聞きます。 『食事と運動が大事』などということも聞いたことがあるかと思います。 また、『○○が、糖尿病にいい』、『○○を食べると糖尿が治る』 などといった眉唾物の話もよく聞きます。いろいろな断片的な知識 (この中には正しいものもあるし、明らかに間違っているものもありますが) が氾濫していて、かえって混乱を招いているように思えます。

そこで、今回から10回にわたって、わかりやすくをモットーに、 この病気の特徴、治療法、予防法などについて解説していきたいと 思いますのでどうぞよろしくお願いします。


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