第1章 ともかく作ってみよう


プログラム作りの第1歩は、Cの処理系を正しくインストールすること。 環境設定を正しくすることである。

超初心者にとってこれが意外に難しい。マニュアルをよく読んで、 その通りに設定すればよいのだ

が、

マニュアルに結構間違いがある。印刷時点ではわからなかった間違いが 必ずある。後で気ずいたものは、紙っぺらに印刷して入れてあることが多いので これを見落とさないようにしよう。ここでは、説明の都合上VC++1.5を例にしているが ほかの環境でもほぼ同じである。

早速、プログラムを書いてみよう。

おっと!その前にプロジェクトの設定をしよう!

ところで、 プロジェクト って、何だ?

と言うようなことは、もう少し後で説明する。まず、プログラムを作る 時に、いろいろ派生するファイル類を格納するフォルダを作っておく。 たとえば筆者は、msvcのフォルダの下にmysoftというフォルダを作っている。 さらにこの下に、それぞれのプロジェクトごとにフォルダを作っている。 これから作ろうとしているプログラムは、とりあえずex01.exeという名前にしておこう。 (安易な命名だなあ・・・)で、mysoftフォルダの下にex01フォルダを作ることにした。

これで、下準備は終了!

Microsoft Visual C++1.51 (Microsoft Corporationの製品です。)の、十字架 みたいなアイコンをダブルクリックして、VCを立ち上げよう。

メニューバーの、Projectをクリックし、Newを選択しよう。そうすると 下の図のような、ダイアログボックスが出現する。

な、何だ!この青汁みたいな色のダイアログボックスは!

これは、筆者がウィンドウズ95の設定を適当に変えたために こんな変な色になってしまったもので、心配するには及ばない。

Project Nameに、プロジェクト名を、フルパスで入力するか面倒くさければ Browseボタンを押して、先ほど作ったex01フォルダを選択する。 このばあい、メイクファイル名をex01.makとすれば自動的にプロジェクト名 も、ex01となるので心配ない。また、上の図のようにProject Typeを MS-DOS application(.EXE)にする。このとき間違っても Use Microsoft Foundation Classesをチエックしてはならない! それはまだ

100年早い!

ここで、OKボタンを押せばひとまずプロジェクトの形は出来た。 でも、中身はまだ何もない。後で追加するので今はこのままでよい。

さあ、プログラムを書こう!

Fileをクリックし、Newをクリックするとエジタのまだ何も書かれていない 真っ白いウィンドウが出現する。ここにソースプログラムを書いていくのだ。 ここに書くプログラムを、ソースコードということもある。 意味はともかく、下の通りに入力してほしい。

#include <stdio.h>
main()
{
printf("This is a test!");
}
入力し終わったら、Fileをクリックして、Save Asで、ex01.cという名前で セーブする。そして再び、Projectメニューをクリックし、 Editで、ex01.cをこのプロジェクトに仲間入りさせます。 これで、とりあえずはコンパイルの準備は出来ました。 しかし、紙面(?)と、筆者の体力が底をついてきたので 続きはまた今度(チャン、チャン!)


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Update Aug/20/1996 By Y.Kumei
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